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義務教育のダンス授業は技術向上が目的ではない

現在の義務教育ではダンスも必修科目になっていますが、生徒からの評判も上々なようです。
「楽しいから」という声も多く、ダンスを習っている生徒は、授業に特技を活かせることから歓迎されています。
ただし、全員が喜んでいる訳ではなく、ダンス教育を望まない生徒がいることも事実です。
特にダンスが苦手な場合は、その傾向も強くなっています。
とは言え、義務教育で目指しているのはダンステクニックの向上ではなく、仲間とのコミュニケーションや、自己表現の一環としてのダンスです。
そもそもダンスは楽しむものであり、自発的に上達したい場合や、プロダンサーなどを目指す以外は、習う必要すらないと言えるでしょう。
例えば、好きな音楽を聞けばリズムに合わせて首が自然に動いたり、手や足でリズムを刻む筈です。
それこそダンスの根幹でもありますから、苦手な人は頭で悩まず、軽くリズムに合わせる感覚で授業に臨んでみると良いのではないでしょうか。

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